Atelier cache-cache Blog

2020/06/06 00:08


小学校の英語授業が2020年から全面スタートしました。3年生から6年生が対象です。
今日の昼下がりのこと。友達のちびっ子5年生から相談のTEL、英語の勉強の仕方がわからないと。
アルファベットは全部読めるし書けるのに単語がわからない、と。
彼はSportsジャンルの単語を選んで試みたのですが競技の単語がいっぱい。
一瞬これを見て、私は中一で習ったよなぁ、と。

QRコードをかざすとTypical American!って感じのお姉さんの声でリズミカルな英単語が
順々にでてきて。hearingから聴いて単語を覚えようという意図まではわかりました。
が!発音がどうしてもその単語に聞こえない競技がちらほら。なのにwritingでもその単語の綴りを
覚えなくてはならないという、小学生にはかなりハードル高め。
Swimming(水泳)が、  ⇒スウィミン
Track and Field(陸上)が、⇒トラッケンフィー
にしか聞こえないのにスペルがどうしてこうなの???と彼。

今でこそ私たちはSwimming の g が必要なことや、Dodgeball(ドッジボール)のスペルに d が必要なことが
なんとなくニュアンスで分かっていますが、初めてアルファベットに触れる子供たちはquestion???だらけなのでは?
無理もありませんよね。
私も一生懸命考えました。自分の記憶もたどりつつ、英語に触れた初心を思い出して、、、
どうしたらうまく彼に伝わるかなと。
私が彼に出した答えは、まず分からなくてもいいので何十回も通してそのリズム単語を聞いてみてね
⇒ そのあと、どうしてもhearingどうりに聞こえなかった単語に〇をつけて ⇒ その単語だけを選んで何回も書く、
好きな単語は絶対すぐに覚えるし忘れない、楽に身体に入っていく。でも苦手な単語、わからないhearingは放置して
避けたままだと永久に入ってこなくて、そのままスペルを書けないまま終わっちゃうからね、と。

大人は好きなものや興味のある分野から英語を習得しがちですが、子供は違うなと痛感しました。
彼も、流れてくるリズム単語がどうしてもそう聞こえず戸惑っていて、、、きちんと理屈を見つけたかったのです。
苦手な単語を何回も何回も書くことでだんだんその文字(スペル)が図形のように思えてきて、その延長に
その図形(ひと塊の単語)のスペル構造がだんだん理解できていく、、、そういう感覚ではないかと思いました。
そのいい例として、今では私が単語を書くときのほとんどのスペルが図形感覚です。
知らないスペルであっても何となくの英語の図形構造がわかっていると意外に綴りがあっていることが多い!

熱意を込めて説明したアドバイスに彼はス―――っと受け入れてくれたようで声が明るくなりました。(^_-)-☆
覚え方のコツがわかってくれたのかな、そうだったらいいな~と思いながらまた気づいたのは、やはり素直な視点はその分
吸収も早いということ。子供がどうしてスポンジ脳なのかというのも、彼らは記憶するという事に素直だから。
いろんな邪念や変に強い自我が入らないのでどんどん吸収するんですね~
何事もそうでしょうが英語もやはり、素直でシンプルな見方のできる人は吸収も早いです。また、嫌いな単語やReadingにも
チャレンジしようと試みる人も、ね!